養殖ブリやマグロ、輸出拡大協ブリュッセルでもPR

2018年5月14日

水産物・水産加工品輸出協のブースでは調理デモとともにアンケート調査も

 水産物・水産加工品輸出拡大協議会(事務局・大日本水産会内)は4月25?27日、ベルギー・ブリュッセルで開催された「シーフード・エキスポ・グローバル」(ブリュッセルシーフードショー)に出展し、大日本水産会の白須敏朗会長が帰国後に記者向けに概要を説明した。3月に行われた米国ボストン・エキスポ・ノースアメリカ(ボストンシーフードショー)に続き、養殖ブリや養殖クロマグロなど日本産水産物の魅力をアピールした。
 現地のセミナーでは白須会長が、日本産水産物の欧州連合(EU)向け輸出の現状を紹介。EUでは和食店が1万2000店まで急増している一方、日本からEUへの水産物輸出はホタテのほかニシキゴイを合わせても70億円弱と、世界への水産物輸出額の2・5%にとどまると報告。「もっと日本の水産物を輸入して、EUでも本格的な和食を食べてほしい」とPRした。
 ブースには、JF全漁連、JF東町漁協、福一漁業、ニチレイフレッシュ海外事業部が参加。養殖ブリや養殖クロマグロ、刺身用キハダマグロ、ホタテ貝柱などの商談を行ったことで、今後1年間の成約金額は2億?3億円を見込むことができた。[....]