2020年7月17日
2年間の準備期間を経て6月21日に改正卸売市場法が施行され、およそ1か月がたった。新型コロナウイルスの感染拡大による混乱に隠れてか、表向きは変化のない“無風状態”にみえる、水産流通含む卸売市場業界の今をどうとらえたらよいのか。今回の法改正を主導した一人、農林水産省食料産業局の武田裕紀食品流通課長(前卸売市場室長)に聞いた。
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◇改正法が施行されました。ただ、認定中央市場が発表された以外はほぼ変化がみえません。
◆武田課長/ある意味予想通り。当時の上司だった井上宏司食料産業局長(故人)、宮浦浩司食品流通課長とは、市場流通の実態に合わない規制はやめ、実態に合ったものにしようとすり合わせてから改正作業に入った。[....]