飛行艇型ドローンで魚群探索

2022年7月4日

海面に着水する飛行艇型ドローン。完全自立制御で、最大2時間の飛行が可能だ

 神奈川県は6月30日に横須賀市の長井漁港で、伊藤忠アビエーション(株)と(株)スペースエンターテインメントラボラトリーが取り組む飛行艇型ドローンを利用した魚群探索の実証実験を行った。JF長井町漁協や横須賀市の協力のもと、ドローンから送られた映像をリアルタイムで確認し、相模湾でキハダマグロに群れる鳥山を探索。魚群は見つからなかったものの、一連の動作を確認した。

 当日は午前6時ごろから探索を開始。漁業者からのアドバイスをもとに飛行ルートを設定し、各1時間のフライトを計3回行った。実際に鳥山を見つけることはできなかったものの、漁船から海面にドローンを下ろして離水させ、ドローンから送られた映像を見ながらもう1隻の漁船に位置情報を伝えるなど、一連の動作確認が行われた。[....]