銚子が7年連続1位、17年主要漁港水揚げランキング

2018年1月10日

2017年全国主要漁港水揚げ表

 八戸市がまとめた2017年の全国主要漁港(市場)水揚高(概数)によると、数量で銚子が前年比1.9%増やし7年連続で首位となった。2位は焼津が前年から若干減らしたもののキープ、3位は2割増の釧路が4位から1ランク上げた。4位は前年3位だった長崎、5位は境港が維持、6位は前年8位だった石巻が躍進した。以下7位八戸、8位枕崎、9位松浦、10位気仙沼となった。金額は1位焼津、2位福岡、3位長崎、4位銚子までは変動がなく、5位に三崎が入った。

 ◇銚子漁港は16年に漁獲量の6割を占めたサバを約13万614トン揚げし、引き続き同港の軸となった。イワシは前年から1・5倍の12万2295トンと2魚種で全体の9割を占めた。総計28万790トンは前年から約5000トンの増加で、JF銚子市漁協の歴代2位の好記録となっている。 金額は堅調な輸出と全国的な加工原料不足から浜高が維持され、前年に続く増加となった。

 焼津漁港の焼津魚市場は遠洋マグロ船の扱い隻数減により数量は減少したが、赤身の魚価が堅調で平均単価が上昇し金額は増加。遠洋竿釣り船の隻数は前年並みで数量は減少、海外まき網船も隻数、数量ともに減少したが、カツオ魚価の上昇などでともに金額増となっている。

 釧路は前年比22%増の13万9700トン。順位は前年から1つ上がりベスト3入りを果たした。[....]