銀鱗文庫、築地開場時の許可証類展示

2020年7月17日

常設展示されることになった築地市場開場当時の仲買人許可証など。手前は鑑札や記章

 魚河岸文化の継承や魚食普及のための活動を行うNPO法人築地魚市場銀鱗会(粟竹俊夫理事長)はこのほど、東京・豊洲市場の管理施設棟3階で運営する「銀鱗文庫」ミニギャラリーに寄贈された貴重な資料の展示を始めた。豊洲の移転元である築地市場が開場した1935年当時の東京市長名義の仲買人許可証と施設使用許可証などだ。

 日本橋、築地、豊洲へと連なる魚河岸の歴史をたどることをライフワークにしている事務局長の福地享子さんによると「どんなに探してもこれまで実物が出てこなかった」という品々。当時の「鑑札」や小物類と併せて、常設展示することになった。[....]