金沢市場、現地で再整備/協議会が基本構想案を了承

2021年7月5日

金沢市と、北陸3県で最大規模の金沢市中央卸売市場(金沢市西念町)の関係者らでつくる協議会は6月29日、場内の管理事務所会議室で会合を開き、同市場を公設(中央卸売市場)として維持しながら、現在地再整備することをうたった基本構想案を了承した。近隣にある公設花き地方卸売市場を取り込んで水産・青果・花きの3品目を取り扱う、一体型総合市場として運営をしていく。
◇          ◇          ◇
開場から55年が経過して法定耐用年数を大幅に超過した建物を多く抱えた市場を、適正規模かつ時代のニーズに合った機能を備えた形に生まれ変わらせる。低温管理機能はもちろん、水産物では活魚専門売場の設置を検討する。将来、仲卸区画などは廃業や統合などの空き店舗が出た場合に自由に店舗面積を拡張できるよう、柔軟に配置可能な整備手法(マルチテナント型)を導入する構想[....]