道内スルメ、8年ぶり増加 

2022年1月28日

 北海道漁連の集計によると、昨年1?12月の道内のスルメイカ水揚げは、生鮮、冷凍合わせて前年比8%増の6803トンと、2013年以来、8年ぶりに前年を上回った。ただ、絶対数が低位であることに変わりはなく、加工業者からは「原料事情の厳しさは何も変わらない」との指摘が聞かれる。

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 生鮮が6%増の6001トン、函館に揚がる冷凍(船凍品)が26%増の802トンといずれも前年を上回った。生鮮は主産地の函館をはじめ、小樽、檜山、日高などが軒並み前年を下回ったものの、羅臼を含む根室が2・9倍の1499トンと函館に迫るボリュームを記録して、全体を牽引。[....]