遊漁にもクロマグロ規制、6月から適用開始/水産庁

2021年3月18日

 水産庁は16日、都内で第33回太平洋広域漁業調整委員会を開き、太平洋クロマグロの資源管理の枠組みに、遊漁者も組み込む委員会指示を発した。小型魚(30キロ未満)は採捕を禁止し、大型魚(30キロ以上)は重量などの報告を義務付け、漁獲された大型魚は国の留保枠で消化する。実施は6月から。これから開催されるほかの広調委にも諮られる予定で、全国で取り組む。

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 今回の規制で遊漁者には、小型魚の採捕を禁止し意図せず漁獲した場合には海中へ放流し、大型魚は採捕した尾数や重量、海域などを陸揚げ後10日以内に水産庁沿岸・遊漁室へ報告する措置が設けられた。今後、同庁のホームページ「遊漁の部屋」に報告フォーマットを設けるほか、スマートフォンの報告用アプリも開発中という。[....]