通関統計(7月)/輸入、量9・5%、額も13%減と円高でも不振

2016年8月31日

 財務省が30日に発表した7月の通関統計によると、水産物は引き続き輸入・輸出とも昨年同月を大幅に下回った。これで輸入量は4か月連続、輸出量は5か月連続のマイナスとなり、買い負けや円高、あるいは原料不足によって、水産貿易は急速に縮減している。輸入実績は18万4690トン、1252億2095万円で、昨年の同じ月に比べて数量が9・5%、金額が13・2%ともに減少した。サケ・マス類が米ブリストル湾のベニザケ豊漁で早い出回りの一方で、チリギンは出回りが抑制。[….]

「輸入通関実績(7月)」本紙参照