輸出拡大支援に53億円

2021年12月1日

 農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課は、11月26日に閣議決定した2021年度補正予算案の中で、農林水産物や食品の輸出拡大に向けた安定的な物流の構築とコールドチェーン対応の施設整備に総額で53億円を盛り込んだ。また、新型コロナウイルスに関連して、感染拡大の影響を受けにくい非接触型の業務運営の導入や、新たな需要を獲得するための取り組み支援に対し、9億円弱を手当てしている。

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 まず「輸出物流構築緊急対策事業」として5億円を計上した。新型コロナの影響で旅客便の減便やコンテナ不足などの国際的な物流環境の変化に対応するため、大ロット・混載促進に向けた経済的かつ安定的な輸出物流ネットワークを構築するのが狙い。 [....]