2021年10月15日
資源を守りながらもうかる水産業は実現できるか―。そんな問いに、資源管理に関心をもつ若手の漁業者と流通業者らが意見交換するパネル討論が13日、オンラインの「東京サステナブルシーフード・サミット2021(TSSS2021)」で開かれ、資源管理への意識を共有する難しさが指摘される中で、資源管理と水産業の成長化の両立には、生産現場と消費現場の「コミュニケーションがカギ」となる方向性が示された。
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パネル討論に参加したのは、漁業者として北海道・JF北るもい漁協苫前支所・苫前いさり部会に所属し漁業改善プロジェクト(FIP)に取り組みミズダコ漁を営む小笠原宏一部会長、長崎・対馬で(合)フラットアワーを設立し一本釣りを飲食店などに提供する銭本慧代表社員の2人。[....]