貨物積替えなど支援、農林水産物輸出を促進

2021年4月1日

 国土交通省は農林水産省と連携して農林水産物・食品の輸出産地が港湾から直航サービスを活用した輸出拠点の港湾と位置付ける「特定農林水産物・食品輸出促進港湾」(産直港湾)を支援する目的で、民間事業者が実施するコンテナやシャーシの蔵置きを行うための設備や、ふ頭内での電源供給などの施設整備を補助し、輸出取り扱い機能の向上を図る。

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 2020年3月31日に閣議決定された食料・農業・農村基本計画では、農林水産物・食品の輸出額を「30年までに5兆円」という政府目標が定められた。これまで以上に産地が取り組む大ロットで高品質、効率的な輸出が必要となり、産地と港湾の連携促進や港湾近傍で不足している輸出機能強化も求められている。

 こうした背景から産直港湾を支援する目的で「産地・港湾が連携した農林水産物・食品のさらなる輸出促進事業」(港湾機能高度化施設整備事業〈貨物積替円滑化支援施設〉)の民間公募を[....]