豊洲水神社で初の「新年祭」、伊藤会長「築地にまさる市場に」

2019年1月10日

豊洲市場の繁栄と商売繁盛を祈る伊藤会長

 魚河岸会(伊藤宏之会長)は7日、東京・豊洲市場6街区の豊洲大橋門横の魚河岸水神社遥(よう)拝所で、移転後初の新年祭を開いた。会員を中心に60人超が参加。守護神である交易神の「弥都波能売命(みづはのめのみこと)」(水神様)に、新天地の発展とますますの商売繁盛を祈念した。
 水神様の本殿がある神田神社から招かれた戸部広之権禰宜(ねぎ)が祭主を務めた。戸部権禰宜は遥拝所と参加者らを祓(はら)い清めたあとに祝詞(のりと)を奏上。続いて伊藤会長を先頭に神前に玉串を奉納して二礼二拍手一礼した。
 神事を終え伊藤会長は開口一番、「新しい豊洲の地で新年祭を開始できることを心から喜びたい」と述べ、前年9月に新分社を完成させて遷座を終えたことに対して、関係者の尽力に改めて感謝した。
 開場3か月が経過した豊洲が無事滑り出したことにも触れ「築地に勝るいい市場にしたい。都民や全国の皆さまに喜んでいただけるような市場になるように、魚河岸会としてもがんばっていきたい」と意気込みを語った。最後の一本締めは、第一水産社長の田口弘之氏が担当。高らかに手拍子を響かせ、一年の始まりを告げた。[....]