豊洲市場5月、生鮮カツオ入荷3.7%増

2022年6月1日

水揚げが本格化し値頃感が増す生鮮カツオ(写真はイメージ)

 東京・豊洲市場の5月の生鮮カツオ入荷量は、豊漁といわれた前年同月を3・7%上回る871・0トンだった(東京都市場取引情報、30日までの速報値)。大型連休前後からスロースタートだった千葉県(房州勝浦)の動きが本格化し、4月までの西日本に偏った入荷が解消。数量もまとまってきたことから、直近の平均価格はキロ500円を下回るなど、値頃感をみせている。

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 漁業情報サービスセンター(JAFIC)「おさかな広場」によると、生鮮カツオの代表的な産地市場である房州勝浦の5月の水揚量は1469・6トン(暫定値、30日現在)。前年と比べて5・6%少ないものの、前月との比較ではおよそ14倍まで増加した。一方、西日本の鹿児島は711・4トン。こちらは前月よりも1000トン以上減少し、例年並みまで落ち着いた。 [....]