豊洲市場へターレー自走、開通前の環状2号を使用し

2018年10月10日

環状2号線を自走し豊洲大橋を渡り、続々と豊洲市場に入場するターレー

 東京・築地市場から豊洲市場への本引っ越し作業が6日正午から、夜を徹して急ピッチで行われている。築地から豊洲まで伸びる都道「環状第2号線」の開通する前の約2キロを特別に活用。
 約900事業者の移動物量は2トン車換算で約5300台分。5日までに晴海通りなどの公道を使用し、可能な限りの荷の運搬は進められた。本引っ越し期間は6日正午までの築地市場の営業で使用していた機器・資材が中心で、11日の豊洲市場の開場に間に合わせるように行う。
 場内で使われる特殊車両のターレットトラック(ターレー)やフォークリフトで、自走による運搬を希望する業者のために午前5?8時に環状第2号の専用通行時間を確保。初日の7日5時には築地を約100台がまとまって出発。約2キロを20分程度で走行し、誘導員の案内で6街区北東にある豊洲大橋門から豊洲市場に入った。事前引っ越し期間中にトラックなどに積載して移動済みの車両も含め、ターレー2100台、リフト500台が移される予定だ。
 水産仲卸売場棟1階店舗では、トラックで築地から運び込まれた資材や商品が業者らによって店内に据え付けられ、11日からの通常営業に移れるよう準備を進めた。[....]