豊洲市場で活魚に動き 

2022年3月30日

 東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県含む18都道府県のまん延防止等重点措置が解除後1週間以上が経過した。豊洲市場をはじめとする都内の水産市場では、活魚を中心に飲食店向けの業務用販売が動き出している。ある卸担当者は「解除後の1週間は(緊急事態宣言下だった)昨年の5?10%程度売り上げが伸びた」と感触を伝える。

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 都が発表している卸売市場日報で、豊洲の日別卸売取扱数量を2021年の同曜日と比較すると、解除日の22日に明らかに荷動きが好転した。冷凍こそ高値張り付きと商材不足で年度末にもかかわらず動きがなかったが、活魚を筆頭に、大物、塩干加工、鮮魚が前年を上回った。[....]