豊洲・東卸が流適法で説明会

2022年3月8日

 東京魚市場卸協同組合(東卸、早山豊理事長)は4日、豊洲市場で「『水産流通適正化法(流適法)』に係る組合員説明会」を開いた。組合員の水産仲卸業者約100人が参加し、ナマコやアワビを扱う際に年末から必要になる手続きについて学んだ。早山理事長は「扱い業者だけの問題ではない。水産資源の問題として市場全体で取り組む」と話し、全約470事業者が事前に取扱事業者として届け出るよう組合として支援する考えを示した。

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 密漁などの違法漁獲物を流通から締め出す目的で制定された流適法の中で特定第一種水産動植物に指定されたナマコやアワビを扱う場合、水産仲卸などの流通事業者は、取扱事業者であることのオンラインによる事前の届け出と、漁獲番号の伝達、3年間の取引記録の保存などが義務付けられる。 [....]