豊洲を丸ごと体験、開場88日前「魅力発信フェスタ」

2018年7月19日

整理券も発売したスカイバスによる体験ツアー

 東京都は15日、開場まで3か月を切った豊洲市場で、「豊洲市場魅力発信フェスタ」の第2弾を開催した。豊洲市場を開放し実際に見て、体感して知ってもらう企画。宝探しをコンセプトに市場内を巡る「リアル宝探し」のほか、開場前だからできるコンテンツを充実、親子連れなどで賑わった。
 市場内を屋根がないスカイバスで巡る、約30分の体感ツアーは、申し込みには行列ができ、開場と同時に定員に達する人気ぶり。ほかにもターレットトラック(ターレー)の試乗体験や、伝統芸能と地元パフォーマーらのステージ企画、築地市場の業者による飲食や物販店の出展など、3月に行った初回イベント以上に、市場をまるごと楽しめる企画を増やした。
 親子連れを中心に盛況で、マグロセリ見学デッキで「マグロを見たい」と開場後の見学をねだる子供の声が上がり、6街区(水産仲卸売場棟)の屋上緑化広場では、眼下の臨海部を写真に収める人の姿も多くみられた。食の安全性について解説するコーナーもあった。
 開会式で東京都の村松明典中央卸売市場長が「市場が安全だと発信していく」、。築地市場協会の伊藤裕康会長は「安全・安心で健康な、おいしい食材を届けるのが役割」と、市場機能へ理解を求めた。[....]