豊洲の高級マグロをパンに、プリン風ウニ料理も

2021年3月19日

鈴富の「カツサンド」

 東京・豊洲市場で取引される高級魚介類を、これまでとは違った料理で提供する飲食店が登場している。新型コロナウイルスの影響で厳しい営業を続ける店が、集客の一環として商品化し、話題を呼んでいる。

 豊洲のマグロ仲卸・鈴富の鈴木勉社長は、自身が経営する世田谷区の寿司店で、クロマグロを使った「かつサンド」を発売した。原料には、豊洲でも高級とされるアイルランド沖で漁獲されたマグロのトロと赤身を使用している。

 寿司種でも高級なため、サンドイッチにしてはもったいないとの指摘もあるが、「質の高いマグロを使うことで、コーヒーやワインなどと合う新たな食べ方を本気で提案したかった」と鈴木社長。パンや調味料などにもこだわっており、今後はインターネット販売なども行って販路を広げていくという。[....]