豊洲「魅力発信フェスタ」に7000人ターレー体験も

2018年3月27日

5街区メインステージであいさつする小池知事

 東京都は24、25日の両日、10月11日に開場を控えた豊洲市場を舞台に「豊洲市場魅力発信フェスタ!来て、見て、知って、楽しもう!」を開いた。両日合計で7000人の来場者が現地を訪れ、メディアで大きな注目を集めた巨大施設の実態に触れた。視察に訪れた小池百合子知事は「スムーズな移転に向け、PRと同時に総合的に前へ進んでいきたい」と述べた。

 25日はちょうど開場200日前の節目。小池知事は同日の午後2時、主催者代表として5街区千客万来施設予定地に設けられたメインステージに立った。来場者に感謝を伝え、「開場前だからこそできる楽しみを堪能して」などとあいさつ。都民とともに歩む自身の姿勢を強調した。

 小さな子供を連れた家族連れが多かく、広大な市場内の見学者コースに隠されたキーワード4つを探し出す「リアル宝探し」と、ターレットトラック(ターレー)の試乗体験が人気を二分した。メイン会場では、関連事業者を中心とした築地関係者がブースを展開。地元の江東区の団体によるステージイベントが繰り広げられた。都民らは印象と違う新設市場の一端を知ったようだったが、築地関係者の一部からは「荷主や買出人など実際に使う人々への発信にもっと力を入れてほしい」との注文も。[....]