西銘復興大臣が豊洲市場訪問

2022年4月26日

福島産カレイの大きさを確かめ、市場関係者に入荷状況を聞く西銘大臣(代表撮影)

 東日本大震災の復興と農林水産物の消費拡大のため、東京・豊洲市場を訪れた西銘恒三郎復興大臣は25日、場内を視察して市場団体幹部8人と非公開で意見交換した。復興庁が発足した2012年以来、豊洲市場(築地市場含む)への復興大臣訪問は初。西銘大臣は「現在では風評はほとんどない」実態を確認し、来春の多核種除去設備等(ALPS)処理水の海洋放出で新たな風評被害が生じぬよう「丁寧に誠意をもって対応する」などと決意を固めていた。

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 午前5時30分に現地入りした西銘大臣は水産では、マグロ、鮮魚、活魚、塩干の卸売場を巡りセリや相対販売の様子を視察したほか、水産仲卸売場の店頭を訪問。福島県産のチリメン、ヒラメ、カレイ、宮城県産のワカメ、茨城県産のスルメイカ、岩手県産のキンキ、ウニ、タラなど被災地の水産物を確認した。 [....]