色彩豊かな力作揃い、海の子絵画展大臣賞など表彰

2018年3月28日

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記念撮影する「全国海の子絵画展」の特別賞の受賞者たち

 第40回全国海の子絵画展(JF全漁連主催)の表彰式が26日、東京・内神田のコープビルで行われ、特別賞の受賞者に賞状が手渡された。最優秀賞の文部科学大臣賞は、小学生の部で鹿児島県南さつま市立笠沙小学校6年の前島光貴さんの「一本釣り」、中学生の部で長崎県新上五島町立上五島中学校3年の小田夏未さんの「海を照らす光」が受賞した。

 全国の小・中学校878校から合計1万9681点の応募があった。そのうち各都道府県で選考された129点が同展に出展。色鮮やかな力作が揃う中、各特別賞と全漁連会長賞が選ばれた。

 審査員を代表して文部科学省初等中等教育局教育課程課の東良雅人教科調査官は「上手に描けているだけでなく、海や漁業に対する思いが大きく伝わった作品を選んだ」と講評を述べた。

 絵画展は漁業に夢をもつ子供を育てるために1978年から行っている。主催者を代表して全漁連の古関和則専務は「今年は記念すべき40回目。未来に向け、漁村が活気を取り戻せるように、皆さんの絵を励みにしたい」などとあいさつ。来賓を代表して水産庁の近久浩典水産経営課指導室長は「海や漁業を一生懸命描いたことが伝わり、元気をいただいた」などと祝辞を述べた。[....]