船凍アカイカ、2年連続7000トン台

2020年10月13日

 八戸などで行われていた船凍アカイカ夏期操業の水揚げは、6日までにすべて終了した。中型イカ釣り漁船が昨期に続き2航海したことで、大型船分と合わせた合計水揚量は7143トンと、2年連続で7000トン台の供給を確保した。ただ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景況後退や需要の限界から、平均単価は昨年より2割ダウンし、有効活用に課題を残した。

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 中型船は5月から8月にかけ、32隻が北太平洋公海上で1航海目の操業を実施。漁模様には波があったとされるが、操業隻数が昨期より3隻増えたこともあり、水揚げ(八戸、函館で実施)は計4122トンと昨期の1航海目を5%上回った。

 2航海目は26隻が9月末にかけて実施。八戸のほか、函館、小木に水揚げしたが、1航海目の水揚げが遅れ、操業期間が限られていたことも影響し、水揚数量は2772トンと昨期を7%下回った。[....]