自民党水産部会長に就任、江島潔参院議員に抱負を聞く

2017年10月26日

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「水産業はまだ限りないポテンシャルがある」と力説する江島部会長

 東京大学大学院を修了し民間企業、水産大学校講師などを経て1996年に下関市長に。2013年の参院補選で当選。超党派による議員立法「鯨類科学調査実施法」の成立に尽力した。水産に精通している江島潔議員の自民党水産部会長就任は水産業界には心強い限りだ。抱負を聞いた。

 ◇問い/食料供給産業としての水産業の現状をどのようにとらえていますか。

 ◆江島部会長/日本人は世界的にみても魚食民族だ。水産資源の管理も含めて、世界の水産のリーダーとしての役割を果たしていると思う。一層の技術開発や効率化を果たしていかなければならないので、予算措置がなければ、漁船は老朽化、後継者育成にも支障を来し、衰退してしまう。

水産資源の管理は、資源管理の科学的根拠に立つ議論が必要だ。イニシアチブを日本が取るべきだ。
 水産物の輸出促進も、政官民一体となって、マーケティングから輸出手続きの簡素化、コールドチェーンの対応など対策を講じ、輸出促進していくべきだ。日本の安全・安心で高品質な水産物は、まだまだ輸出拡大の可能性がある。もっともっと世界に供給できるポテンシャルをもっている。[....]