脂増す銚子入梅イワシ、連日入港にも買い積極

2021年6月15日

 千葉県銚子市の銚子漁港には、脂が乗ったマイワシの水揚げが続いている。6月に入り身が太く丸くなり、「入梅(イワシ)の型になってきた。これからが楽しみ」と、生鮮流通や加工業者は声を上げる。ただ、漁業関係者によると7日の週から黒潮の勢いが強くなり、漁場が徐々に北へ移動。一部の群れは沖へ抜けたとみられる。

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 マイワシの水揚量が日本一を誇る銚子漁港では5月の連休明け以降、日に3000?4000トン台のマイワシが揚がり続けており、5月単月で約4万2000トン(前年同月比28%増)に達した。6月は12日までに前年同期の2倍近い約1万8000トンを扱っている。昨年は6月上旬に主群が沖へ抜けたとみられ、中旬以降は1000トンを割る日が続いた。[....]