築地・豊洲移転前限定はとバスツアー、全日程が満席

2018年7月27日

屋根のないスカイバスで巡る築地市場内

 はとバスは東京都中央卸売市場と連携し、「今しかみられない!築地市場&豊洲市場場内見学ツアー」を開催した。初日の25日は一日2便の運行で定員いっぱいの80人が参加。8月14、15、16日の全日程もすでに満席で、市場移転への関心の高さがうかがえる。参加者からは「築地と豊洲の違いを見られてよかった」などの感想が寄せられ、好評価を得ていた。
 ツアーは、東京駅ではとバスに乗車し、築地市場内を乗車したまま見学したあと、豊洲ぐるり公園乗船場で船に乗り換え。築地と豊洲両市場の外観や、2020年のオリンピック建設工事の様子などを川から見る。豊洲市場では水産物を扱う7街区、6街区内を歩いて見学し、再び東京駅に戻る約5時間の行程だ。
 築地市場内をバスに乗車したまま見学する試みは今回が初めてで、休市日にツアーを設定したことで実現した。豊洲市場では、10月11日の開場後は一般人が足を踏み入れることができないマグロや鮮魚のセリ場、連絡通路、仲卸の店舗に入って見学することができ、参加者からは「レアな体験ができてうれしい。ほかの人に自慢できる」と喜びの声が上がっていた。
 同社の永野アラニ正則広報部長は「11月中旬以降は豊洲市場見学ツアーの開催を予定している。今回の参加者の意見を参考にして、今後の市場見学ツアーを盛り上げたい」と意気込みを語っている。[....]