築地コウナゴ/4月上旬から8割減の品薄で加熱、佃煮業者の買い手控え

2017年4月11日

 東京・築地市場のコウナゴ干の搬入量が極端に少ない状態が続いている。最後の頼みだった大阪湾・播磨灘が1か月早い3月22日に終漁。東北・常磐筋からの入荷を待つしかない状況だったが、関西圏からの直接引き合いが強く、築地への入荷は限定的。4月最初の1週間の上場量は、前年同期比わずか15%にとどまっている。極端な入荷の減少で取引相場は過熱[....]