第3回カツオ全国サミット、女性と若者への訴求がカギ

2022年7月26日

活発な議論が行われたカツオサミットシンポジウム

 「第3回全国カツオまつりサミットin気仙沼」が22、23日の両日、宮城・気仙沼市や地元漁協などでつくる実行委員会により、市内で開かれた。初日に気仙沼中央公民館で行われた記念シンポジウムには、全国からカツオ漁業関係者と地元水産関係者約220人が参加。25年連続生鮮カツオの水揚げ日本一の同市で、どのようにカツオ産業を活性化させるかなどについて活発な議論が行われ、気仙沼を日本一に導いた「地元と漁業者との高い信頼関係」の維持に加えて、「女性や若者への訴求」への注力の必要性が指摘された。

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 シンポジウムは気仙沼市の菅原茂市長があいさつで「今年のカツオ漁は非常に厳しい状況だが、よい年、悪い年があるのは仕方がない。それよりも、カツオ産業をさらに盛り上げるために必要な『食』に関して掘り下げて議論してほしい」と期待を寄せる中で始まった。[....]