積立ぷらすクロマグロ特例、実績者のみに適用へ

2020年2月17日

 水産庁は新年度から漁業収入安定対策事業(積立ぷらす)の「クロマグロ強度資源管理タイプ」について、実際にクロマグロの漁獲または放流の実績があった場合に限り、支払いを適用する仕組みに見直す。13日に札幌市内のホテルで開かれた北海道漁連主催の全道漁協指導部門担当者会議で説明した。

 クロマグロ強度資源管理タイプは、漁獲量または漁獲努力量を15%以上削減することが条件。2018年度からはクロマグロの生体放流など漁獲量の大幅削減に取り組む20トン未満漁船漁業および定置網漁業を対象に、払戻判定金額を前回契約の100%を下限とする特例措置(下げ止め措置)が導入されている。[....]