福井県/新幹線延伸控え、県産ブランド魚PR大幅強化

2022年6月29日

昨年秋にデビューした「若狭まはた」などを北陸新幹線延伸を見据えてPRする

 2024年春に控えている北陸新幹線の敦賀駅延伸開業を見据えて福井県の水産課は現在、県産ブランド魚の発信強化や新たな特産品の発掘などへの支援を本格化させている。既存の「若狭ぐじ極(きわみ)」「越前がれい極(きわみ)」「若狭まはた」のPR活動を予算支援していくほか、新たに県産イワガキのブランド化などを目指す。

 現在の北陸新幹線は隣県の金沢市が終着駅となっている。ただ、約2年後には福井県内に延伸され、観光地・あわら温泉や県庁所在地・福井などを貫き、敦賀までの区間が新たに開業する。確実に人流の増加と全国的な注目度の高まりが見込まれる中で、県産ブランド魚の認知度向上と販売促進を図るチャンスを迎えている。[....]