神奈川県立海洋科学高の「湘南丸」が初実習航海へ出航

2018年4月25日

三崎港を出航する湘南丸

 神奈川県立海洋科学高校(石垣隆校長)の新大型実習船・湘南丸(696トン、鈴木太一船長ら23人乗り組み)は21日、49人の生徒と2人の指導教官を乗せて三崎港から2018年度第1次航海に出た。2か月間の洋上実習を積んで6月18日に同港に帰港予定。

 本科・船舶運航科生34人、専攻科・漁業科生10人、機関科生5人。出港式で石垣校長は「指導教官、乗組員の指導により、学校では経験できないことを学び、たくましくなって帰って来てほしい」激励した。
実習生を代表し、生徒会長でもある笠間波雲桜則雄さんは「新湘南丸で待ちに待った実習航海に出掛ける。期待に応えるよう励む」、乗船する4人の女生徒を代表し関七海さんは「太平洋上で実習だけでなく社会性やシーマンシップなど多くを学び帰ってくる」と決意を表明した。

 鈴木船長が「元気で行ってまいります」と力強くあいさつ。吹奏楽部の演奏で校歌斉唱のあと、生徒らが乗船。在校生や家族らに見送られ、船が岸壁を離れると、見送り人の間から「ファイト!」の声が掛かり、新山愛さんが船上から敬礼した。同船は約向かった。[....]