白地水産、漁獲量管理で働き方改革

2022年2月14日

漁船の位置情報を示すモニター前に立つ白地社長

 イワシ船びき網船団4か統(一か統5隻、10人)を擁し、漁獲から加工、販売まで自社で運営。カキの加工販売なども手掛ける白地水産(株)(広島・江田島市)の白地桂三社長に話を聞いた。

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 ??イワシシラス漁について。

 白地社長 海水温の上昇などのためか、魚が年々北上しているのではないか。この10年ほど鹿児島ではシラスがあまり獲れなくなったとも聞く。広島は過去5年ほど年々漁獲状況は悪くなっている。稚仔魚が春から初夏にかけての集中豪雨などで斃死しているように思う。また、昨年は他産地でシラスが好漁だったこともあり、魚価が低迷した。4年ほど前にシラス価格が暴騰したが、高過ぎれば消費はついてこれずに売れなくなる。[....]