焼津港マグロ水揚げの風景を漁協に寄贈、洋画家八木氏

2017年12月27日

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寄贈された油彩画を挟んで記念撮影に納まる八木氏(右)と西川組合長

 国内外で活躍する焼津市出身の画家・八木道夫さんが焼津魚市場で冷凍マグロが水揚げされる風景を描いた油彩画(50号)をこのほど、JF焼津漁協に寄贈した。

 八木氏は聴覚障害を抱えながら国際的絵画展で多くの受賞歴を誇る洋画家。焼津市は44年前から同氏に描いてもらった肖像画を毎年高齢者に贈呈しており、八木氏は「やいづ親善大使」も務める。

 油絵は、焼津漁港新港・城之腰南岸壁でクレーンを使って、遠洋マグロはえ縄船から水揚げ台にマグロが束になって陸揚げされる迫力ある風景が焼津の山々を背景に見事に描かれている。

 焼津漁協の幹部は「絵の題材に選んでいただき光栄だ。冷凍マグロから立ち上る冷気などもうまく表現され、臨場感のある絵になっている」とスケール感に感嘆。絵を介し来客との交歓も弾みそうだ。

 8日に同漁協で西川角次郎組合長ほか組合幹部、八木氏、由利子夫人らが出席して油彩画の贈呈式が行われた。八木氏と西川組合長らが相談して題を「焼津港鮪水揚げの風景」と命名した。[....]