無限の可能性16人表彰、「海とさかな」コンクール

2019年12月10日

入賞者16人と関係者で記念撮影

 日本水産が協賛する第38回「海とさかな」自由研究・作品コンクール(朝日新聞社、朝日学生新聞社主催)表彰式が7日、東京都中央区・ロイヤルパークホテルで開かれ、選ばれた16作品の小学生とその保護者らが出席した。

 応募作品数は前回より約2500点減の2万6608作品。絵画や作文が減少したのに対し、観察図や自由研究が微増か横ばい傾向にあった。研究部門、創作部門ごとに農林水産大臣賞や日本水産株式会社賞など8賞がそれぞれ贈られたほか、特別部門として海外作品特別賞が1作品に贈られた。

 総評を行った葛西臨海水族園の坂本和弘副園長兼飼育展示課長は「先日、日本の子供は読解力が低いという報道があったが、本当にそうなのかと思うほどしっかりした文章や研究を行った優秀な作品が多かった。私たちは日頃魚を食べるからこそ、海を守ろう、魚を守ろうという意識につながるのだと思う。将来いろいろな分野で活躍していくだろう皆さんの無限の可能性に期待している」と述べた。[....]