漁船事故隻数、最少を更新/海上保安庁

2020年5月13日

 海上保安庁は11日、2019年の「海難の現況と対策」を公表した。19年の船舶事故隻数は2058隻(前年から131隻減)。うち漁船は510隻となり、現在の統計手法で取りまとめた01年以降の事故隻数は、3年連続で過去最少を更新している。船舶事故に伴う死者・行方不明者数は64人(11人減)だった。

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 船舶事故を船舶種別でみると、プレジャーボートが970隻(全船舶の47%)で最も多く、次いで漁船が510隻(25%)、貨物船253隻(12%)が続く。トン数別にみると、20トン未満1611隻で78%を占めた。海難種類別では衝突441隻(21%)、運航不能(機関故障)304隻(15%)、乗揚げ304隻(15%)の順になっている。死者・行方不明者を伴う隻数は43隻で、船舶種類別では漁船25隻(58%)が最も多い。[....]