漁業の様子スマホで、海上も海中も一度に共有/さくらインターネット

2020年10月30日

現場で収集した情報をスマホで転送

 インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット?(大阪市北区、田中邦裕社長)は、スマートフォンを介して水中ソナーや陸上ライブカメラの映像、各種センサー情報を、遠隔地でリアルタイムに共有する実証実験に成功した。水中映像と、その場から見える景色のひも付けで臨場感が増す。沿岸漁場利用の認識共有や、定置網漁場の簡易的な海底地形調査など、漁業での活用も期待される。

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 28日に東京・大田区の洗足池で行われた公開デモでは、市販のUSBコード付きソナーとライブカメラをスマホに接続。ボートで池を周回して撮影した画像・映像を、携帯通信網で陸上のノートパソコンへ自動転送した。

 スマホにはパソコンなどをリモートでサポートするチームビューワー社(本社・ドイツ)の「TeamViewer」アプリがインストールされており、遠隔操作で情報共有ができる。[....]