海が見える窓付き防潮堤「シーウォール」設置/南芦屋浜

2021年4月23日

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防潮堤の窓「シーウォール」と美しい松並木が見事にマッチしている

 海が見える防潮堤の窓「シーウォール」がこのほど、兵庫・芦屋市の南芦屋浜海岸に設置された。

 日本でも有数の高級住宅街芦屋のすぐ隣にある美しい海岸は、2018年の台風21号による高潮で神戸、尼崎、西宮で過去最高の潮位となり大きな被害を出した。風光明媚(び)な南芦屋浜海岸も甚大な被害を受けた。このため兵庫県では、台風21号の浸水地区については早急に災害防止の緊急対策を実施するとともに、浸水が発生しなかった地区においても、今後の高潮に備えるため、近年の台風などを踏まえた対策を計画的に進める必要があることから、兵庫県高潮対策10か年計画を策定した。この計画の中には淡路の仮屋漁港、但馬の香住漁港なども含まれている。[....]