注目集める海水温マップ「漁場ナビ」/オーシャンアイズ

2020年9月11日

同社技術で雲の影響を取り除きデータを表示する

 京都大学と海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者らが設立した?オーシャンアイズ(本社・京都市、田中裕介社長)が提供する人工衛星観測による海水温マップなどの情報提供サービスが注目を集めている。このサービスにより、最適漁場への最短経路での移動で燃油コストや航海日数の削減が可能になる。

 同社が提供する海水温情報などのサービス「漁場ナビ」は、手持ちのタブレット端末で1時間ごとに最新データ(2時間前に観測したデータ)を確認できる。また、5日先の海水温予測なども提供する。

 提供しているのは海面下約1メートルの海水温。今月末には中層となる水深50メートル、100メートル、150メートルの海水温を提供する予定。また、そのほかの水深についても要望があれば個別開発することで提供が可能。[....]