沿岸漁業者の担い手確保へ/気仙沼市

2020年8月3日

大漁旗を掲げて事業の成功を祈る関係者ら

 宮城県気仙沼市は7月29日、沿岸漁業者の減少に対応した担い手対策支援事業のキックオフイベントを同市魚市場前の鶴亀食堂で行った。連携して事業を推進するJFみやぎや、事業運営を担う一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン、一般社団法人歓迎プロデュースの関係者ら約30人が参加し、事業開始に向けた機運を高めた。

 同事業は市が漁村地域の高齢化や人口流出などで担い手が減少していることを受け、その対策として今年度から1134万円の事業費を確保して開始した。具体的には、同県石巻市を中心に新人漁師の確保、育成を行っているフィッシャーマン・ジャパンに市が事業運営を委託。石巻地域と同様に漁師向けの求人広告作成、漁師見習いが師事する漁業者の斡旋、シェアハウス整備による住居確保、新規就業者同志の交流補助などを展開してもらう。[....]