沖縄県ソデイカ/過去20年間で最低の1562トン

2021年6月30日

水揚げされるソデイカ

 沖縄県の今期ソデイカ水揚げ(2020年12月?21年5月)は、操業期間のさらなる短縮もあって水揚量は過去20年間で最低の1562トン(水産公社扱い分含む)、前期比10%減で終わった。魚価は新型コロナウイルス禍でも漁獲減を受けて平均キロ1000円以上を維持、高水準が続いた。水揚げ減はシケによる出漁機会の減少や魚群・漁場の散らばりなども原因となっているが、漁業者からは「資源の減少が影響」との指摘も多くなり、基幹漁業の先行きに懸念が強まっている。

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 沖縄県のソデイカ漁は18?19年漁期までは11月から翌年6月までとなっていた。しかし、資源保護のため漁期短縮が始まり19?20年は終期が1か月早まり5月に。さらに20?21年漁期は始期が1か月遅れ12月からになった。[....]