水産流適法制度/指定対象に4基準提示

2021年7月1日

 国内外問わず、違法に漁獲された水産物の流通を阻止する水産流通適正化法の施行に向けた制度検討会(座長・濱田武士北海学園大学教授)の第3回会合が6月30日に開かれ、規制の対象となる輸入水産物(特定第二種水産動植物)の指定基準について議論した。水産庁は違法・無報告・無規制(IUU)漁業が確認されているなど4点の指定基準を示しながら、魚種としてサンマ、イカ、マイワシ、アワビ、シラスウナギなどの候補を提示した。

          ◇          ◇          ◇

 流通適正化法が施行されると、指定された魚種やその加工品の輸入には輸出国政府の証明書の添付が必要になる。今回はその対象となる魚種などの基準を議論した。[....]