水産庁、不漁3魚種で検討会立ち上げ

2021年3月26日

 水産庁は24日、同日開かれた自民党水産部会(舞立昇治部会長)、水産総合調査会(浜田靖一会長)合同会議で、「不漁問題に対する検討会」を4月にも立ち上げる考えを明らかにした。水産庁長官の私的検討会と位置付け、不漁が深刻なイカ、サンマ、サケの3魚種を対象に不漁要因などを多角的に分析。不漁が長期化した場合の施策のあり方なども含めて検討し、5月下旬までに取りまとめる。

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 これまでも、自民党の水産部会・総合調査会などで、出席議員から「不漁問題を水産庁はどうとらえ、どう対応するのか」「多角的な解明が必要で、不漁を食い止めるための対策を講じるべきだ」などの質問や要求が相次いでいた。今回の検討会は、そうした意見や現場からの要望も踏まえて設置する。[....]