気仙沼魚市場、生鮮カツオ初水揚げ

2022年6月2日

次々と水揚げされる生鮮カツオ

 25年連続生鮮カツオ水揚げ日本一を誇る宮城県の気仙沼魚市場に1日早朝、今年初めて一本釣り物の生鮮カツオ148トンが水揚げされた。昨年より3週間ほど遅い「夏の主役」の登場に、関係者は「待ちわびていた」と歓迎。例年より大型の魚体が揃っていたこともあり、今後の漁期本番に向けた期待感で市場が活気づいた。

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 入港したのはいずれも一本釣り船で、竜喜丸(宮崎・日南市、119トン)が約58トン、第18清福丸(三重・紀北町、119トン)が約47トン、第8喜與丸(宮崎・日南市、149トン)が約43トン、合計約148トンを水揚げした。千葉県犬吠埼沖(北緯35度、東経149度)で5月30日に漁獲され、平均目回りは約3キロと大サイズ中心だった。竜喜丸の日?陽祐漁労長によると北上が遅いために例年より水揚げが遅れたという。[....]