楽しく「北斗盛り」、おせち新党が紀文の料理教室で提案

2018年12月13日

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「おせち新党」党首に就任した北斗晶さん(右)と紀文食品の弓削渉副社長

 紀文食品は11日、おせちをキャンペーンする「おせち新党」の党首に就任した元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さんを招いて「平成最後のおせち料理教室」を都内で開催、簡単で楽しみながら作るおせち料理を提案。重箱に詰めずに大皿に盛り合わせる「北斗盛り」を実演した。

 同社のインターネットで行った全国調査によると、2018年におせち料理を用意した人は53・6%で10年から3%減っている。理由を探ると、「家族が喜ばない」「自分で作るのが大変」などの回答が多かったことから、同社が「おせち新党」を設立。市販品も上手に使いながら簡単に楽しく用意して、よい年を迎えることなどを掲げたマニフェストを制定した。

 北斗さんも「気を張らず買ってきたものでいい」と話し、お重へ詰める作業も「隅々まで埋めるのが大変」とし、隙間があっても見栄えよく、並べるだけで簡単な大皿への盛り付けを提案した。「北斗盛り」と名付けた大皿おせちは、紅白カマボコや伊達巻など、定番素材を組み合わせた紀文食品の「初めてのおせちシリーズ」で新商品「迎福」(3?4人向け)を使用。弁当用のシリコーンカップに栗きんとんと素揚げしたそうめんを入れて、イガグリに見立てるなど、家族で楽しめる演出を披露した。

縁起物の料理で華やかに作るおせち文化は「絶やさないでほしい」と訴え、若い世代もおせちを食べ続けるよう、気負わず作れるレシピを紹介、「特に小さな子供には食べさせてほしい」と呼び掛けた。[....]