根室市と4漁協、タラバガニ養殖事業化に向け挑戦

2020年2月27日

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根室で飼育試験が始まったタラバガニ幼生の親ガニ(根室市提供)

 根室市と市内4漁協(根室、歯舞、落石、根室湾中部)は、国内で例のないタラバガニ養殖の事業化に向けた取り組みを始める。サケやサンマの水揚げ減少など苦境が続く地元水産業の振興につなげる狙いだ。

 市と4漁協が25日、事業の推進母体となる「根室市タラバガニ養殖協議会」を設立、規約や役員体制、事業計画などを決めた。会長にはJF根室漁協の大坂鉄夫組合長が就いた。協議会にはオブザーバーとして根室振興局、根室地区水産技術普及指導所、道立総合研究機構栽培水産試験場も参加している。[....]