2020年9月2日
沿岸環境整備などを手掛ける?海中景観研究所(本社・松江市、伊良部善久社長)は、自社開発の藻場礁「柱状礁」の全国展開を始めた。広がりをみせる磯焼け対策と併せ、豊かな漁場づくりに向け活用を促す。
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柱状礁は柱状構造が特徴的なコンクリートブロック。独特な形状が海藻を繁茂させる機能に優れていることで知られ、立体的な藻場空間を形成することで、魚介類のすみかも創出する。長年にわたる調査研究では、砂地に設置しても藻場が形成できることに加え、海藻が繁茂した状態を長期間にわたり維持し、ウニ類の食害を受けにくいことなどが明らかになっている。[....]