東洋製罐GHD、培養エビ企業に出資

2020年10月13日

シオック・ミーツ社のメンバー。中央がスリラムCEO

 東洋製罐グループホールディングス?(本社=東京・品川区、大塚一男社長)は8日、エビや甲殻類の細胞培養開発を行うシンガポールのシオック・ミーツ社(サンディヤ・スリラム最高経営責任者〈CEO〉)に出資したと発表した。オランダの投資ファンドが主体となって行った資金調達に参画し、複数の企業・団体が出資を行い、シオック・ミーツ社は総額1260万米ドルを調達した。資金は商用規模細胞培養パイロットプラントの建設費や運営資金に充てられる。

 東洋製罐の出資は、同社が進める社会課題の解決や持続可能な未来を目指すオープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の一環。アジア地域が抱える人口増加や経済発展に伴う動物性タンパク質不足や海洋汚染といった課題に取り組む姿勢に共感し、出資に至った。[....]