東京市場(4月)塩蔵魚卵販/新物の出回り控え、筋子・いくら値下がり

2013年5月29日

 北米天然、東欧トラウト子、味付けまで品薄高に陥っている筋子は、これまで異例の高値で安定してきたが、5月以降の北米新物やロシア冷凍卵の生産再開を控え、販売価格は前3月に比べて大きく低下した。

 平均売価はキロ3180円で3月より8・2%の下落となったが、前年同月比ではなお44・0%高く、昨年11月以来の3000円超が続いている。販売量はわずか16トンで、昨年同月の4割以下だった。

(「東京市場の魚卵販売動向」本紙参照)[....]