札幌駅前で秋さけ祭り、5千人超が認証やブランド魚求め

2018年10月18日

ミニイクラ丼を味わう家族連れ

 北海道定置漁業協会の「秋さけ祭」が13日、JR札幌駅南口広場で開催され、全道のサケ定置漁業者らが自慢の秋サケ製品を持ち寄り、今が旬の秋サケ製品をPR販売。約5800人が来場した。
 今年で8回目。開場と同時に大勢の札幌市民や観光客が詰め掛け、中村憲二会長は「今年の秋サケは昨年に比べ非常に買いやすい価格になっている。安全・安心な北海道の秋サケは脂の乗りもよく非常においしい。どんどん食べてください」と呼び掛けた。
 JF枝幸漁協はマリン・エコラベル・ジャパン(MEL)認証の切身製品を販売し、環境にやさしい漁業もアピール。JF雄武漁協は「雄宝」ブランドの山漬、塩麹(こうじ)漬など4種類の切身を炭火で焼いて試食販売。根室管内8漁協、十勝管内3漁協、日高定置漁業者組合、釧路さけ定置漁業協会が出店し、各地域が力を入れているブランドサケや加工品を販売した。
 浜値でJF羅臼漁協のブランドサケ「羅皇」のオス(4・4キロ)を一尾6000円の格安で手に入れた主婦は合計3尾を購入。「いろいろな料理を作り、ひと冬かけていただきます」と話していた。
 水産研究・教育機構北海道区水産研究所もブースを設け、カナダでオープニングイベントが行われている「国際サーモン年」(2019年中心年)をPRした。[....]