未来担う定置漁業へ、水産庁が技術議論を開始

2020年9月7日

定置漁業の重要性を語る山口長官

 水産庁は3日、定置網漁業の「技術研究会」を立ち上げた。研究会の委員長には秋山清二東京海洋大学准教授が就任し、選択制の高い定置網漁具の現状や可能性などを整理、検討する。

 研究会の委員を務めるのは、秋山委員長をはじめとする定置網漁業者や漁網メーカーなど専門家18人。今回はウェブ参加も含め全委員が参加し、外部には非公開で行われた。
 同日の会議で山口英彰長官は、「沿岸漁業漁獲の4割を占める定置網漁業は、環境にも資源にもやさしい漁業といわれてきたが[....]